Tamiya 1/35MM 陸上自衛隊 10式戦車 製作記#3

Tamiya 1/35MM 陸上自衛隊 10式戦車の続き。Tamiya 1/35MM 陸上自衛隊 10式戦車砲塔周りの工作。
スモークディスチャージャーのカバー落下防止チェーンが再現されてないので、0.3mmの真鍮線を紙縒状に捻ってチェーンっぽいものを作り瞬間接着剤で接着する。10分で終わるお手軽工作なのでやってみましょう!尚、砲塔はパネル5枚の箱組み方式なので接合部に若干隙間が生じます。適当に溶きパテを塗って隙間を埋めておきましょう。Tamiya 1/35MM 陸上自衛隊 10式戦車砲塔天板部は車長用サイトの基部を含め、大きめの手摺が省略されている箇所があるので、この部分だけ真鍮線でこさえたハンドルに置き換えれば良いと思います。尚、擬装用ハンドルを全て真鍮線に置き換えるのはその数の多さから大変ですので、今回は完全に無視する事にします。Tamiya 1/35MM 陸上自衛隊 10式戦車砲手サイトの防弾パネル後部の大きな手摺も省略されているので、ここも真鍮線に置き換えると良いです。ここは0.4mmの真鍮線を使用。砲塔パネル同様、車長用サイトや砲手サイトなども箱組みパーツで小さな隙間が生じますので、溶きパテで隙間を埋めておきましょう。Tamiya 1/35MM 陸上自衛隊 10式戦車ブレードアンテナの加工。
アンテナは基部を一段だけ切り飛ばして0.5mmの真鍮線に置き換えました。アンテナの長さは適当ですw 拘る人はアドラーズネスト製の10式戦車アンテナセットに置き換えれば良いと思います。Tamiya 1/35MM 陸上自衛隊 10式戦車そんな感じでたいぶ形になって参りました。
補足としては、現用戦車はWWII戦車と違ってペーパー掛けすると潰れてしまう微細なモールドが多数あるので、砲身の継ぎ目消しやパーツ同士の隙間埋めなどは溶きパテを隙間に充填するように塗布して、乾燥後にラッカー溶剤を染み込ませたボロ布で余分なパテを拭き取る方法をオススメ致します。

次回へ続く。


Tamiya 1/35MM 陸上自衛隊 10式戦車 製作記#2

タミヤ 1/35MM 陸上自衛隊10式戦車の続き。Tamiya 1/35MM 陸上自衛隊 10式戦車車体前面装甲に付いてるヘッドライト周りの加工。
10式戦車は装甲の奥まった部分にヘッドライドが埋め込まれており、それを金属メッシュで保護する設計となっているので、キットもそれを再現する為にビニールのメッシュ素材が同梱されているのですが、どうにも質感的に宜しくないのでホームセンターで売ってる工芸用金属メッシュに置き換えることにします。

説明書に記載されている型紙のサイズよりも心持ち小さめに金属メッシュを切り出し、ヘッドライトパーツのフレーム枠をガイドに山型に癖を付けましょう。Tamiya 1/35MM 陸上自衛隊 10式戦車出来上がったメッシュガードを前面装甲に仮組み。
今回は30メッシュ(1インチ四方に網目が30個)の素材を使いましたが、実物の写真を見るともっとメッシュ自体が細く、網目の間隔も広めなので拘る人はアフターパーツメーカーから出ているエッチングパーツに置き換えるのも良いと思います。Tamiya 1/35MM 陸上自衛隊 10式戦車前面装甲パーツをシャシーに仮組みしたらこんな感じ。
ま、こんなモンでしょう。寸法がジャストサイズなアフターパーツメーカー製のエッチングパーツを使ってしまうのも勿論アリですが、あまりお金を掛けずに有り物を加工して遊んでみるのも模型の醍醐味だと思います。特にタミヤ製キットはこういう遊びに最適な素材ですので。金属メッシュ素材尚、今回使った金属メッシュ素材はコチラ。
久宝金属製作所という会社が出してる工芸用の金属素材。素材は真鍮製、ステンレス製の二種類があり、メッシュの番手も数種類ほどラインナップされています。ホームセンターの工芸アイテムコーナーに行けば置いてます。A4サイズ大1枚が400~500円程度ととてもリーズナブルですので、素材と番手違いを何枚かストックしておくと重宝すると思います。是非、お試しあれ。Tamiya 1/35MM 陸上自衛隊 10式戦車_09続いてヘッドライトレンズの加工。
残念な事にタミヤの10式戦車はレンズのクリアパーツすら付いておりません。レンズ状に成形されたOD色のパーツのみ。このレンズパーツもアフターパーツメーカーから発売されていますが、また手持ちの有り物を使って何とかしてみます。

使うのはガンプラモデラー御用達のWAVE H-EYES。3.5mm大のレンズパーツがピッタリのサイズですので、ヘッドライトを手軽にディテールアップしたい人はコイツを使いましょう。Tamiya 1/35MM 陸上自衛隊 10式戦車そして、パパッとヘッドライト基部をラッカー塗料のオリーブドラブ系色で塗装し、レンズの裏側となる窪みの部分を銀ブラシでお馴染みのタミヤ ペイントマーカー X1クロームシルバーで筆塗り。最後に3.5mmのH-EYESを透明樹脂ボンドで接着して完成。Tamiya 1/35MM 陸上自衛隊 10式戦車早速、工芸用金属メッシュに置き換えた前面装甲パーツにヘッドライトパーツを仮組みしてみた。が、ぶっちゃけ全然見えませんww 塗装して完成させた後だと多少はアクセントとして判るかと思いますが、面倒くさいと思う人はこの工程は無視しても良いと思いますwwTamiya 1/35MM 陸上自衛隊 10式戦車一応、手持ちのマクロレンズで限界まで寄って撮影してみましたが、「言われればライトレンズがあるのを確認できるが、ぱっと見だと気付かないな・・・。」という感じww 結論としては、ほぼ自己満の世界なの無理に加工しなくても良いですw (完)

そんな感じで次回へ続く。


Tamiya 1/35MM 陸上自衛隊 10式戦車 製作記#1

どうも皆さん、おはこんばんちは!2013年も残すところあと僅かですな。
年末という事で、今年も恒例のTwitter連動の年末モデリング企画をやってみまーす!Tamiya 1/35MM 陸上自衛隊 10式戦車選定モデルはタミヤ1/35MM最新作の陸上自衛隊10式戦車。
コイツをあまり肩肘を張らずに気楽にこさえていきたいと思いまーす。では、製作開始!Tamiya 1/35MM 陸上自衛隊 10式戦車作業スタートから30分で足回りが大体でけた。
尚、この10式戦車は車体上面パネルがパカッと脱着できる設計なので、車体上部と下部を小綺麗に塗り分け可能となっております。履帯に関しては今回は接着可能なベルト式履帯のみ付属です。が、どうも設計寸法が割と適当なようで、そのまま足回りに装着するとかなりユルユルで御座います。
現用戦車は大きなサイドパネルにて足回りの防御力を補う装備がほぼ世界標準となっているので、ぶっちゃけキット付属のユルユルで不格好なベルト履帯は殆ど見えないのですが、気になる方はラウペンモデルから出てる可動式のプラ製履帯に置き換えてみましょう。

しかし、足回りの塗装の利便性を考慮した設計なのに、何故にタミヤはお馴染みの部分連結式プラ履帯を用意しなかったのだろうか?要約しちゃいますと付属のベルト式履帯はゴミという事でwTamiya 1/35MM 陸上自衛隊 10式戦車0_03そんな感じで文句を言いながら車体上部パネルの組み立てに取り掛かる。
尚、どーもタミヤは普段はプラモデルを作らない初心者の方々にもどんどん10式戦車を買ってもらいたい思惑があったようで、シャシーに関してはいつも以上にピンセットを使って接着するような極小パーツを極力排除した設計です。従いまして、目立つ部分の手摺はいつものように真鍮線で自作したハンドルに置き換え。
車体前部はドライバーズハッチを含め、6箇所を元のモールドを削り飛ばして0.3mmと0.4mmの真鍮線でこさえたハンドルに置き換えると良いでしょう。Tamiya 1/35MM 陸上自衛隊 10式戦車車体後部に関してはこの2箇所だけで良いと思います。ここは0.4mmの真鍮線を使ってハンドルを置き換えましょう。尚、車体中央部にも適当なモールドで省略された手摺が2箇所あるのですが、この部分は砲塔を載っけたら殆ど見えなくなるので無視して良いと思います。モデラーズ ハンドルメーカーセット尚、今回の手摺作成で半年くらい前に買ったモデラーズの「ハンドルメーカーセット」というのをちょっと使ってみた。このホチキスみたいな治具に真鍮線を挟み込んで手軽にハンドルを作るというアレ?な怠け者ツール。割と使えるので道具道楽な人は買ってみては如何でしょうか?wTTamiya 1/35MM 陸上自衛隊 10式戦車ドライバーズハッチの加工。
前述通り、手摺を0.4mmの真鍮線でこさえたモノに置き換えた後、キット付属の透明プラバンっぽいパーツを説明書に記載されてる型紙のサイズに切り出し、ペリスコープ部にパーツの裏から接着します。こういう部分は成形されたクリア樹脂パーツが付いてるのが最近のキットでは普通なので、タミヤの10式戦車はキット構成として色々やっつけ仕事な気がしないでもない・・・。

次回へ続く。